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薬害肝炎
今月の6日に作詞家や脚本家等々でご活躍なさっていた川内康範さんが慢性気管支肺炎でお亡くなりになりました。御冥福を祈りたいと思います。川内康範さんに関して月光仮面の原作者として日本のヒーロー像を描いた方だったので以前の記事で紹介させてもらいました。
川内康範さんがお亡くなりになったことを書いているのにタイトルがどうして薬害肝炎なのかというと去年末に薬害肝炎問題で苦慮する福田康夫さんにアドバイスをしたので薬害肝炎について書こうと思いました。川内康範さんは福田康夫さんのお父さんで元首相の福田赳夫さんの秘書であった方で鈴木善幸さんや竹下登さんのブレーン的存在でもあり政治でも活躍した方でした。
川内康範さんの追悼の意を込めて肝炎問題について書きたいと思います。
まず薬害肝炎の原因とされているフィブリノゲン製剤に関してです。フェブリノゲン製剤は血液凝固第I因子であるフィブリノゲンを抽出精製した血液製剤であり、日本ではミドリ十字(現・田辺三菱製薬)が1964年から製造販売していました。しかし非加熱フィブリノゲン製剤のフェブリノゲン-ミドリ(1964~87)とウイルス不活化対策として乾燥加熱処理がなされた製剤・フィブリノゲンHT-ミドリ(1987~94)から薬害肝炎が発生しました。特に1986~87年にかけて起きた青森県の産婦人科での産婦8人の感染は当時社会問題になりました。これらの製剤は輸入売血や輸入売血と国内売血の混合血により製造されていました。
しかし1985年以前のフィブリノゲン製剤はBPL処理が施されていてC型肝炎ウィルスは不活性化されていおり、今製造されている売血ではなく献血に由来し乾燥加熱処理と界面活性剤処理が施されているので薬害肝炎の原因にはならないようです。
現在のフィブリノゲン製剤には問題がないようです。しかし2002年にフィブリノゲン製剤でC型肝炎になった方々の418人分の個人ごとの情報が記載された症例リスト等がミドリ十字・当時の三菱ウェルファーマから提出したが、厚生労働省とミドリ十字はこれを公表や特定できる患者に対して措置をとったりはせずに2007年に発覚するまで放置していました。
この事件の正直な意見としましては怖いと思いました。私は1985年生まれで妹は1988年生まれと私の母が感染していた可能性もありましたので他人事ではありません。こんな重要なものを5年以上も隠していたのは正気とは思えませんね。
またさきほど売血を使っていたと書いていますが、売血とは1950~60年にかけて有償で行われていたので当時は感染症の検査が不十分でしたが、売血していた人のほとんどが低所得者の肉体労働者でありこの層では覚醒剤の静脈注射が蔓延しており注射針から肝炎ウィルスが感染していたらしいです。また当時売血を病院へおろしていた血液銀行と売血者の双方のモラルが低かった上に売血者集めが当時の暴力団の資金源にもなっていて貧血や明らかな肝障害を無視した売血の横行していました。そして1964年に駐日アメリカ大使を務めていたエドウィン・O・ライシャワーさんが輸血により肝炎になったことで売血問題がクローズアップされて輸血用の血は売血からではなく有償ではない献血になり、売血も1969年になくなりました。
こういった事件もあったのに売血を使用したり、血液の処置にも問題があったミドリ十字は問題でしょうね。特にこのミドリ十字は売血銀行もやっていたことがありました。また私が小学生だったころに薬害エイズでも問題となっていました。
今日は特に文章がまとまっていと思いますが最後に今後求めていきたいことを書きたいと思います。今回の件では国なり企業なりの損をしたくないという気持ちが働いたのかただ単にどうでも良いと思われて5年間も放置されていたかは分かりません。しかしどちらにしても幾つ者命や人生のかかった問題であるので軽んじて欲しくはないです。リストが公表されたからといってまだまだ解決したわけではありません。今後どうなるかが気になります。
参考資料:ウィキペディア"川内康範""肝炎問題""売血""エドウィン・O・ライシャワー"
閲覧ありがとうございました。
川内康範さんがお亡くなりになったことを書いているのにタイトルがどうして薬害肝炎なのかというと去年末に薬害肝炎問題で苦慮する福田康夫さんにアドバイスをしたので薬害肝炎について書こうと思いました。川内康範さんは福田康夫さんのお父さんで元首相の福田赳夫さんの秘書であった方で鈴木善幸さんや竹下登さんのブレーン的存在でもあり政治でも活躍した方でした。
川内康範さんの追悼の意を込めて肝炎問題について書きたいと思います。
まず薬害肝炎の原因とされているフィブリノゲン製剤に関してです。フェブリノゲン製剤は血液凝固第I因子であるフィブリノゲンを抽出精製した血液製剤であり、日本ではミドリ十字(現・田辺三菱製薬)が1964年から製造販売していました。しかし非加熱フィブリノゲン製剤のフェブリノゲン-ミドリ(1964~87)とウイルス不活化対策として乾燥加熱処理がなされた製剤・フィブリノゲンHT-ミドリ(1987~94)から薬害肝炎が発生しました。特に1986~87年にかけて起きた青森県の産婦人科での産婦8人の感染は当時社会問題になりました。これらの製剤は輸入売血や輸入売血と国内売血の混合血により製造されていました。
しかし1985年以前のフィブリノゲン製剤はBPL処理が施されていてC型肝炎ウィルスは不活性化されていおり、今製造されている売血ではなく献血に由来し乾燥加熱処理と界面活性剤処理が施されているので薬害肝炎の原因にはならないようです。
現在のフィブリノゲン製剤には問題がないようです。しかし2002年にフィブリノゲン製剤でC型肝炎になった方々の418人分の個人ごとの情報が記載された症例リスト等がミドリ十字・当時の三菱ウェルファーマから提出したが、厚生労働省とミドリ十字はこれを公表や特定できる患者に対して措置をとったりはせずに2007年に発覚するまで放置していました。
この事件の正直な意見としましては怖いと思いました。私は1985年生まれで妹は1988年生まれと私の母が感染していた可能性もありましたので他人事ではありません。こんな重要なものを5年以上も隠していたのは正気とは思えませんね。
またさきほど売血を使っていたと書いていますが、売血とは1950~60年にかけて有償で行われていたので当時は感染症の検査が不十分でしたが、売血していた人のほとんどが低所得者の肉体労働者でありこの層では覚醒剤の静脈注射が蔓延しており注射針から肝炎ウィルスが感染していたらしいです。また当時売血を病院へおろしていた血液銀行と売血者の双方のモラルが低かった上に売血者集めが当時の暴力団の資金源にもなっていて貧血や明らかな肝障害を無視した売血の横行していました。そして1964年に駐日アメリカ大使を務めていたエドウィン・O・ライシャワーさんが輸血により肝炎になったことで売血問題がクローズアップされて輸血用の血は売血からではなく有償ではない献血になり、売血も1969年になくなりました。
こういった事件もあったのに売血を使用したり、血液の処置にも問題があったミドリ十字は問題でしょうね。特にこのミドリ十字は売血銀行もやっていたことがありました。また私が小学生だったころに薬害エイズでも問題となっていました。
今日は特に文章がまとまっていと思いますが最後に今後求めていきたいことを書きたいと思います。今回の件では国なり企業なりの損をしたくないという気持ちが働いたのかただ単にどうでも良いと思われて5年間も放置されていたかは分かりません。しかしどちらにしても幾つ者命や人生のかかった問題であるので軽んじて欲しくはないです。リストが公表されたからといってまだまだ解決したわけではありません。今後どうなるかが気になります。
参考資料:ウィキペディア"川内康範""肝炎問題""売血""エドウィン・O・ライシャワー"
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